DENON DP100は、80年代の始め頃に出現した国産の最高峰のアナログプレーヤーの一つです。
総重量は40Kg以上あり、ターンテーブルは二重構造で6.5Kg、とても巨大なモーターが搭載されています。これは放送局プレイヤー用としてもカッティングマシーン用にも使用されていた10kg-cmのトルクを持つ重量10kgのアウトロースター形3相ACサーボモーターでした。
姉妹機としてアームが装備されたDP100Mがあり、DP100はアームレスで各々ユーザーが好みのアームを選んで搭載する仕様になっていました。 |
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ターンテーブルシート
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ターンテーブルシートは、1mm厚のバルサ板を三角形にカットしてそれを円周状に接着して円形にしたものに、カーボンが織り込まれた導電性の梱包用プチプチを貼り付けたものです。センタースピンドルの部分は1つのプチプチの膨らみを取り去り十字形にカットしてセンターシャフトと導電性のプチプチが密着して導通するようにします。これによってレコードは若干浮いたような状態で演奏され、ノイズと楽音が分離されやすくなりスピーカーからの音離れが良くなります。また、レコードの静電気はセンターシャフトからアースされるので、静電気に悩まされることがありません。
円周状のバルサ板は一箇所だけ外周部で5mmくらい隙間を設けます。湿度の変化で伸縮するからです。カーボンが織り込まれた導電性の梱包用プチプチは現在は生産がされておらず入手困難で予備を所有しています。数年から10年くらいで劣化してくるのでその時は新たに作り替えます。
帯電がひどいレコードをかける時にはあらかじめ表面、裏面をこのシートに密着させてから演奏します。つまりSideAをかける場合でもいったんSideBを上にして載せ、ひっくり返してSideAをかけることで静電気の問題からほぼ逃れる事が出来ます。
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SAEC WE8000ST改
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| SAEC WE8000STは内部の配線材が銀単線に変更されています。可動部は0.1mm経の細い線ですがストレートアーム部などは1.2mm経の単線を使ってあります。 カウンター・ウエイトは燐青銅製に、ネジは制振ネジに変更され、アームベースもジュラルミンの削り出しに変更し取り付けネジはポリカ製です。情報量が増え反応の早い音質になっています。 |
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プレーヤーベース
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プレーヤーベースは、砂利を詰めた100Kg程度のラックを改造した置台の上にラスクインシュレーターを2重に敷いて設置しています。この置台の有無で、ハウリングマージンが10dB以上改善されました。
もちろん全てのケースでハウリングマージンが大きい方が音が良くなるとは短絡的に言い難いですが、低域の分解能が大幅に違って聴こえます。
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