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比較的床が丈夫で厚さが5cm位あることも
関係しているかも知れないですが、アナログ
プレーヤー以外はラックを使用していません。
我が家ではラックを使わない方が音が濁らず
分解能が上がるため、ラックが使えなくなった
のです。ケーブルは太い銀単線ですので、短
いと何もしなくても宙に浮いていますが、長い
ケーブルも床に這わせずに浮かせています。
そして、浮かせるものでも音が微妙に変わる
のです。最初は洗濯バサミで浮かせました。
その後、米松製の木ぎれに変更し、現在は
BOY PADという空気の入ったポリエチレンの
梱包材料を使っています。どうも、フッと浮か
せるようにした方が音場感に優れ、ストレス
の無い音になるようです。




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セッティング

ハイ・グレードの装置であればあるほど置き方や電源の取り方等の使いこなしで、音の
表情やクオリティそのものまで、驚くべき変化をします。この機械はこれだけの能力しか
ないと思っていたのが、実はいままで使い手の自分にそれだけしか使いこなす能力が
なかったのだ、と逆に機械に笑われてしまうような経験を何度も経験しています。そうい
う意味でセッティングはとても大切です。

メインシステムには、ラスクインシュレーターをSX777Lを除く全ての機器の下に敷いて
います。ある人が、ラスク(インシュレーター)と銀(単線)ケーブルの追いかけっこだとおっ
しゃいました。事実そのとおりだと自分でも思います。銀単線ケーブルの部位が増加す
ると、ラスクインシュレーターも敷きたくなる。この追いかけっこしながらのチューニング
は、私一人でなく私のオーディオ仲間の多くが実践しています。ラスクインシュレーター
も銀単線ケーブルも、全体が引き締まりながら分解能を高めFレンジの両端が伸びるよ
うな方向で音がスムーズ出にるようになります。
IKEDA9EMPL、SAECアーム、DENON
DP100、Celloのアンプ達、みんなそのような音を出せる可能性持った機器だと思って
います。

それに古典的なWESTMINSTERを組み合わせていることに不思議な感じを受ける方もい
らっしゃるかも知れませんが、WESTMINSTERは私にとっては十数年不変のメインスピ
ーカーです。大多数のユーザーと同じように、以前は管球式のアンプで駆動していまし
たが、このスピーカーの魅力を失わずに分解能とキメの細やかさという現代的な部分を
加味した音にしたいという欲求がこうさせたのだろうと思います。大型のタンノイは、ソリ
ッドな方向にチューニングしていった方が大抵成功します。その点では間違っていない
と思っています。