ロッシーニ・ドニゼッティ・ベルリーニの愛聴盤



ロッシーニ

セビリャの理髪師  
        グイ/グラインドボーン音楽祭
 アルバ、デ・ロス・アンヘルス、ブルスカンティーニ

                             英HMV  SAN114/6(LP
)
古典的な演奏で、ちょっとおっとりしたところがあるが、現時点で聴いて
それが返って新鮮に感じられます。ヴィットーリオ・グイはロッシーニの
オペラの復活に尽力した名指揮者です。
アルジェのイタリア女 
 ヴァルヴィーゾ/フィレンツェ五月音楽祭
 ベルガンサ、アルバ、コレナ

                           英DECCA SET262/4(LP)

アバドのデジタル録音盤は素晴らしいが、これはもっと厚みがあって
歌手陣も充実した捨てがたい60年代の録音です。




ドニゼッティ

愛の妙薬               
M=プラデルリ/ローマ歌劇場
 フレー二、ゲッダ、セレーニ、カペッキ

                            英HMV  SAN180/1(LP)

愛の妙薬は、LDにしろCDにしろ、およそオペラに興味のない人にも
一度は鑑賞して頂きたいと思う作品。私はこのレコード、オリジナル盤
を2セット持っています。
シャモニーのリンダ
         ハイダー/スウェーデン放送SO.
 グルベローヴァ

               NIGHTNGALE CLASSICS NC070561-2(CD)

グルベローヴァのナイチンゲールレーベルのオペラ全曲盤の中では
これが一番好き。ウィーン国立歌劇場日本公演のように、端役まで
良い歌手で固めたようなものではないが、充分に楽しめます。
ランメルモールのルチア
 セラフィン/フィレンツェ五月音楽祭
  カラス、ディ・ステファノ、ゴッビ 

                             英EMI  SLS5056(LP)

このモノラル時代のカラスの旧盤は、カラス以外のキャストやセラフィン
の統率も含めステレオ録音のより良いです。音が古かろうがそんなこ
とは関係がないのです。ルチアは、タイトルロールが良くないとダメな
オペラです。



ベルリーニ
ノルマ                
 セラフィン/スカラ座
 カラス、コレルリ、ルートヴィッヒ

                     英COLUMBIA   SAX2412/4 (LP)
ルチアとは反対に、こちらはステレオ盤の方が楽しめます。しかし、
カラスの良い声は録音では57年頃までで、もうこの時代になると、
声が重くなり、力で押す感じが強くなります。歌の感情移入は素晴
らしいので、これが聴き手を感動させるのでしょう。



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