電源のコンテンツにある写真は、薄い古いコンセント
プレートの時の写真です。
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1つのプラグだけ使える。上側
はメクラ板で塞いだような格好
たかがコンセントの取り付け方ひとつ、ポリカ製ワッシャーを挟むだけで音がコロコロ変わるということがあり、今回のコンセントプレート事件はとても勉強になりました。
現在流行になっているようにコンセントを通常のものから医療用のコンセントに取り替えるえるというだけでなく、取り付けるときに金属的な鳴きを発生させないような配慮というのもとても大切なんだと実感しました。
このポリカ製ワッシャーのノウハウというのは、アナログプレーヤーのデンオンDP100改+SAECSX8000ST改+イケダ9EMPLにおけるノウハウをそのまま応用したわけですが、変化の大きさはアナログプレーヤーほどではないもののカートリッジとシェル、アームとアームベース、アームベースとターンテーブルのネジ止めと全く同じ方向で音質が変化したのです。
左の写真は、松下電工WN1318ですが、止めネジ
との間にポリカ製ワッシャーを挟んでいます。反対側
にも入れています。
コンセントカバーとコンセントの間にポリカ製のワッシャーを挟んでネジ止めしてみました。名工舎の医療用コンセントは、コンセントカバーを止めるネジがインチのサラネジ1本で止めてありますので、ポリカ製のネジでは持たないのとインチのポリカ製ネジが入手しにくいので、ネジは純正の金属製のままです。ポリカ製ワッシャーを挟むだけで、金属的な鳴きはかなり無くなりました。調子にのって、コンセントを止めているネジにもポリカ製ワッシャーを入れてみました。驚くべき事に聴感上のSNが良くなり、ローレベルの情報量が増えました。例えば、ギターや古楽器のバイオリンのガット弦の質感がより正確に再現できるようになり、ピアノのタッチの質感の向上や、ベースの音がベタつかず立つように鳴るのです。そして、当然の事ながら、ネジの締め付けトルクを上げていくと低音がキリリと締まります。
いままでのポリカ製ワッシャー無しの状態であまり締め付けトルクを上げすぎると、金属的な鳴きが耳に付きすぎるようになったのですが、そんなことも皆無。ポリカ製ワッシャーは、数日すると締め付けトルクによって変形しへこみますから、再度締め直しました。そうすると、もっと音が明解になって低音の締まりが良くなったのです。
この状態になって、CDプレーヤーのセッティング及びCDプレーヤーの天板の取り付けネジの締め付け方、アナログプレーヤー周りのセッティングの再確認をしました。たかがワッシャーでここまで強いられるのは、それほど大きな良い方向への音質の変化があったからです。
普通に金属ネジで取り付けた状態では、ジュラルミンの金属鳴きが再生音に乗って、高域が勝ち微少音がマスキングされた音になりました。しかし、構造上コンセントプラグの振動が少なくなるからなのか、音像がしっかりして濃くなったのをはじめ、情報量が増える感じがありました。金属の鳴きが取れたらコンセントカバー無し状態よりはずっと良い状態になることはわかりましたので、止めネジにポリカ製のワッシャーを挟んだりして、極力金属同士が直接接触しないようにすることで金属の鳴きを減らすことを思いつき、さっそく実行に移しました。
今まで書いていませんでしたが、今まで使っていたコンセントカバーの鳴きを押さえるために、裏側にブチルゴムを貼って制振していました。さらに2〜3ヶ月前からは、コンセントカバーを取り除いて使用していました。
当たり前ですがカバーが無い状態の方が音は良かったです。しかし、あまりにも見てくれが悪いのと、さらに音質の向上を期待して20mm厚のジュラルミン削りだしの特注品をオーダーして、やっとこれが仕上がってきました。
コンセントカバーが薄いプレスされた金属板のものだと、これが鳴いてしまって独特の付帯音が乗り、微少な音がマスキングされて表情の乏しい音になる事はHPのリンクにもあるGrand ChariotさんのNifty Serve FAVリスポジでの発言をはじめ、様々な方が指摘しておられます。コンセントとコンセントカバーについて、特注のコンセントカバーを入手した後の約10日間の試行錯誤はとても面白かったので、新たなコンテンツを作ってみました。