ネリー・メルバのビクター片面盤
米国在住のSP盤収集家の方から、ネリー・メルバのビクター片面盤を譲って頂きました。そのう
ちの特に気に入ったものを載せました。どの盤も製造されてから一世紀近くが経つものの、蓄音
機で鑑賞するのに充分な良いコンディションが保たれており、大切に聴いていこうと思います。
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Puccini Boheme O soave fanciulla Duo and Finale, Act 1(Thou Sweetest Maiden) Melba&Caruso(tenor) Victor 95200 メルバとカルーソーによるボエームの1幕終わりの愛の二重唱。当時のこのSP盤の価格は米国で5ドル。貨幣価値を考えると恐ろしく高かった。 |
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Verdi Otello Salce, Salce(Willow Song) Victor 88148 オテロからデズデモナの「柳の歌」。レーベル下半分の小さな文字は特許の番号。 |
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Verdi Traviata Ah, fors` e lui(One of Whom I Dreamed) Victor 88064 どのオペラアリアもそうだが、この時代のものはみんな自由に歌っている。現代のばかり聴いているとちょっと違和感もあるように思います。 |
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Bach-Gounod Ave Maria Melba &Jan Kubelik(Vn.) Victor 89073 ヤン・クーベリックとの競演のアベ・マリア。先にバイオリンが一通り旋律を弾き終わってからメルバのソプラノが始まる。ヤン・クーベリックは指揮者のラファエル・クーベリックの御尊父で、当時の名バイオリニスト。 |
Dvorak Songs My Mother Taught Me (Als die alte Mutter) Victor 88485 「我が母の教えたまいし歌」いくぶんまったりした感じで心温まる。 |
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Mozart Nozze Di Figaro Voi che sapete Victor 88067 フィガロからのケルビーノのアリアだが、少年の心を歌うには年をとりすぎているという感じは否めないが、メルバの個性で聴かせてしまうところはさすが。 |
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Donizetti Lucia Scena della pazzia(Mad Scene) Victor 88071 ルチアの「狂乱の場」から。電気録音の時代には、後半部分が裏面に入っているのだが、これには無く後ろ髪をひかれるように終わってしまう。後半も聴きたい。 |
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Puccini Boheme Mi chiamano Mimi(My Name is Mimi) Victor 88074 ボエームから「私の名前はミミ」。ちょっとご立派という感じもするが、SP盤で聴くメルバのミミは素晴らしい。 |
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Verdi Rigoletto Caro Nome(Dearest Name) Victor 88078 リゴレットのジルダのアリア「慕わしき御名は」 ルチアもそうだが、ガリ=クルチなんかとくらべて聴くとおもしろい。当時の歌手はみな個性的だ。 |
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Gounod Faust Air des bijoux(Jewel Song) Victor 88066 ファウストからマルグリートのアリア「宝石の歌」。 |
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Tosti Good-Bye Victor 88065 トスティの「さようなら」。メルバには、他にもトスティの作品を録音している。「ラ・セレナータ」なんかは復刻盤の中に入っているが、まだSP盤では持っていない。 |
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Puccini Boheme Addio!(Farewell!) Victor 88072 何と切なく歌われるのだろう。感情移入が素晴らしい。録音がそれほど良くないので、かえってそんなふうにきこえるのだろうか。 |